どうも!
筋トレBIG3を伸ばすトレーナー
ゆたかです!
今回もギアの話をお伝えします。
皆さんは
トレーニングベルトって、
使っていますか?

「腰が怖いから
最初からずっとつけてます」
「まだ実力的に
早いかなと思って
使っていないです」
「持ってはいるけど
いつ使えばいいか
よく分からない」
といったように、
ベルトに関する悩みは
意外と多くて、
しかも
「正しい使い方」が
あまり語られていません。
今日は、
僕が高校時代に
指導していた後輩の話を
させてください。

彼は筋トレを始めて
わりと早い段階から、
ベルトを常につけて
トレーニングしていました。
スクワットもデッドリフトも、
軽いウォーミングアップの重量から
ずっとベルト着用。
理由を聞くと、
「腰が怖いから」
「ベルトがないと不安でトレーニングに集中できない」
とのことでした。
その気持ちは
めちゃくちゃわかります。

デッドリフトやスクワットは
腰への負担が大きいですし、
重量が上がってくると
「腰、大丈夫かな」
という不安が
頭をよぎりますよね。
だからベルトで
腰を守りたくなる。
この心理は
全く自然なことです。
でも、彼のトレーニングを
横で見ていて、
気になることがありました。

ベルトをつけた状態では
それなりに安定した
フォームでできている。
でも、
試しにベルトを
外してもらうと、
体幹がグラグラして、
スクワットでは
前傾が強くなりすぎ、
デッドリフトでは
腰が丸まってしまう。
ベルトをつけているときと
外しているときで、
まるで別人のような
フォームになる。

「あ、これはまずい。」
ベルトに頼りすぎた結果、
自分自身の体幹で
腹圧を作る力が
全く育っていなかったんです。
これは彼だけじゃなくて、
常にベルトをつけている人に
よく見られるパターンです。
ここで、
ベルトに対する
大きな誤解を
解いておきたいんです。
「ベルトは腰を守るもの」
これ、半分正解で
半分間違いです。

ベルトの本質的な役割は
「腰を外側から固定すること」
ではありません。
「腹圧の高め方を
体に教えてくれるもの」です。
もう少し詳しく説明します。
スクワットやデッドリフトで
重い重量を安全に扱うには、
腹腔内の圧力、
いわゆる「腹圧」を
高める必要があります。
腹圧を高めることで
体幹が安定し、
脊柱が守られる。
ベルトを巻いた状態で
お腹を膨らませると、
ベルトが腹部からの圧力を
受け止めてくれます。

その感覚を体が覚えることで、
「腹圧ってこういうことか」
と理解できる。
つまりベルトは、
腹圧を「体に覚えさせる」
ための教育ツールなんです。
「腰を外から固める」のではなく、
「体の中から腹圧を作る感覚を
習得するために使う」。
この違い、
伝わりますか?
だから、
四六時中ベルトをしていると
その「感覚を覚える機会」を
失ってしまう。
常にベルトという
外部サポートがある状態では、
自力で腹圧を作る必要が
なくなってしまうんです。
そして、
ベルトがない状況で
自力で腹圧を作れない人は、
いざというとき、
例えばベルトを忘れた日や
ベルトなしで行う軽いセットで、
腰を痛めるリスクが
むしろ上がってしまいます。

じゃあ、
どう使えばいいのか。
僕がオススメするのは、
MAXの80%以下の重量は
ベルトなし。
MAXの80%以上の重量は
ベルトあり。
という使い分けです。
軽い重量のうちは
ベルトなしで、
自力で腹圧を作る
練習をする。
腹圧を感じながら
スクワットやデッドリフトを
繰り返すことで、
「ここでお腹に力を入れれば
体幹が安定する」
という感覚が
育ってきます。

その土台ができた上で、
重量が上がってきたら
ベルトをつける。
すると、
自力で作れていた腹圧を
ベルトがさらに増幅して
くれるので、
パフォーマンスが
一段階上がります。
ベルトは「守るための道具」
ではなく、「攻めるための道具」。
自力で作れる腹圧の上に、
ベルトでさらなる腹圧を
乗せていくイメージです。
後輩の話に戻ると、
この考え方を伝えてから、
彼はベルトなしの期間を
意識的に作るようになりました。
最初の数週間は
「怖い」と言っていましたが、
続けるうちに
「あれ、ベルトなくても
意外と安定してる」
という感覚が
出てきたそうです。

腹圧の作り方が
分かってきたんですね。
そしてベルトをつけたときの
パフォーマンスも
以前より上がって、
記録が動き始めました。
ベルトを外すことへの
怖さを乗り越えた先に、
本当の意味での
「ベルトの恩恵」が
あったわけです。
あなたが今、
ずっとベルトをつけているなら、
一度試してほしいことがあります。
ウォーミングアップと
軽いセットだけ、
ベルトなしでやってみてください。
重量はMAXの60〜70%程度。
怖さを感じる必要はなくて、
その重量域なら
ベルトなしで
十分に安全です。
そのときに、
お腹の中から
しっかり圧力を作ることを
意識してみてください。

「腹圧ってこういうことか」
その感覚を掴むだけで、
ベルトをつけたときの
パフォーマンスが
変わってきます。
ベルトを外すのは
怖いことじゃない。
自分の体幹を
信じる第一歩です。
P.S.
腹圧の作り方には
さらに深い話があります。
「ブレーシング」と呼ばれる
腹圧の高め方と
ベルトの締め方を
正しく組み合わせると、
今まで感じたことのない
安定感が生まれます。
この話も
今後のブログで
詳しくお伝えしていきます。
ベルトは使い方次第で、
あなたの最大の
「武器」になりますから。


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